診療概要

副腎腫瘍・腎腫瘍の腹腔鏡手術

腹腔鏡手術とは、炭酸ガスでお腹を膨らませてお腹に5mm~1,2cmの細い筒を3~5本差し込み、その筒からカメラ(腹腔鏡)や細い手術器械(鉗子類)を入れてモニターの映像を観察しながら臓器を摘出したり、再建を行ったりする手術です。

泌尿器科領域では腹腔内を経由して行う場合(腹腔鏡手術)と、直接副腎や腎の位置する後腹膜腔に入って行う場合(後腹膜鏡手術)がありますが、この両者を合わせて広い意味の「腹腔鏡手術」あるいは「体腔鏡手術」と呼びます。

1990年米国において世界で初めて腹腔鏡下腎摘除術が施行され、およそ20年の歴史がありますが、近年腎臓、副腎の疾患については標準的な手術方法になってきています。

この手術のメリットは皮膚切開が小さく、筋肉を切断することは少ないので手術後の痛みが少なくてすむことや、内視鏡の拡大視野下で細かく丁寧な操作をしますので、出血量が少なくて済むことなどです。

反面、拡大視野では狭い部分しか見えていないので、術者には開腹手術以上に正確な解剖認識と鉗子操作など開腹手術とは異なる技術が要求されます。

現在、副腎、腎臓、尿管の癌などに対する腹腔鏡下手術が保健診療で認められています。
現時点で当科にて行っているのは副腎、腎臓のみですが、順次適応を拡大していく予定です。


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