人間ドック・健康診断

早期発見・早期治療のために

早期発見・早期治療のために

健康だと思っていても、身体の中は自分では気付かないうちに異変が起こっているかもしれません。現代社会では、特に生活習慣病、メタボリックシンドロームや悪性腫瘍(がん)などを抱える方が増えています。ご自分の健康状態を定期的に確認し、早期発見・早期治療をするため、当院の人間ドック・健康診断をご活用ください。

人間ドックでは、当院ならではの「苦痛の少ない内視鏡検査」を含めたコースや、女性特有の疾患を調べるコースを特徴としています。ほかには、生活習慣病予防検診や健康診断、内視鏡検査による胃・大腸がん検査や子宮がん・乳がん検査等の単独検査の受診も受け付けております。

人間ドック・健康診断のご紹介

人間ドックでは、受診者の方にお選びいただけるよう複数のコースを設けております。また、ご希望によりオプション検査の追加も可能です。

ドック基本コース

日帰りドック

胃内視鏡検査と全ての特定健診項目を含んだ日帰りコース。胃内視鏡検査を胃X線検査に変更、もしくは胃の検査を省くこともできます。また、大腸内視鏡検査をはじめとしたオプション検査を追加できます。

女性ドック

子宮がん・乳がん検査を含む、女性特有の疾患に対する検査を行います。日帰りドックより血液検査の項目は少ないですが、全ての特定健診項目を含みます。オプション検査を追加することもできます。

昼ドック(Web予約可)

11時30分から開始するWeb予約ができる人間ドックです。検査項目は「日帰りドック」と同様ですが、Web予約ではオプション検査が限定されます。胃内視鏡検査は、経口又は経鼻で行います。他のドックが終了する時間から開始するため、待ち時間が少なくスムーズに受診できます。
*Web予約不可となるオプション検査があります(大腸内視鏡・子宮がん・乳腺エコー・頸動脈エコー・頭部MRI/MRA)。
*禁食の時間が長いため、65歳未満の方・糖尿病・心臓病・脳疾患がない方が対象です。

朝ドック(Web予約可)

8時30分から開始するWeb予約ができる人間ドックです。検査項目は「日帰りドック」と同様ですが、Web予約ではオプション検査が限定されます。胃内視鏡検査は、経口又は経鼻で行います。他のドックが始まる前に開始するため、待ち時間が少なくスムーズに受診でき、ドック後にお仕事やお出かけをする場合でも時間に余裕が持てます。
*Web予約不可となるオプション検査があります(大腸内視鏡・子宮がん・乳腺エコー・頸動脈エコー・頭部MRI/MRA)。

 

ドック等 料金・項目一覧

 
当院の人間ドック・健康診断は、全て予約制になっております。ご予約については、「ドック・健診の予約・注意事項」をご覧ください。

*日本の公的医療保険に加入していない外国籍の方は、人間ドックの検査項目・料金が異なります(こちらをご参照ください)。個人からのお問い合わせは受け付けておりませんので、必ず外務省認定の身元保証機関を通してご予約ください。詳しくは「外国籍の方の受診について」をご覧ください。

人間ドック健診センターでは、お支払いにクレジットカード等をご利用いただけます(JCB、VISA、MasterCard、AMERICAN EXPRESS、DINERS CLUB、DISCOVER、銀聯、VISA/JCBデビット)。
*電子マネー、QRコード決済等はご利用になれません。

 

内視鏡検査について

最大の特徴は、当院ならではの「苦痛の少ない内視鏡検査」を受けられることです。場合により病理組織検査も行います。また、同日に続けて胃と大腸の内視鏡検査を行えます。別々の日に受けるより、身体への負担は大きく軽減されます。

胃部内視鏡検査では、経口・経鼻の希望にお応えしております。咽頭反射が起こらず、検査時の苦しさが軽減される経鼻内視鏡を希望の方は、ご予約時にお申し出ください。
*鼻の疾患がある方は、検査できない等の制限もございますのであらかじめご了承ください。

人間ドックのオプションとして受ける内視鏡検査

  • 胃カメラの方へ
動画「胃がん予防における胃カメラの位置づけとリスク」
  • 大腸カメラの方へ
動画「人間ドックでの大腸カメラの意義と合併症」
  • 鎮静剤にご興味のある方へ
動画「内視鏡検査での鎮静剤使用について」

 

ドックの流れ

ドックの流れ
  • 内視鏡を含むコースの例。
  • 状況により、検査の順番が変更されることがあります。

 

ドックのオプション検査

人間ドックには、オプション検査が追加できます。追加検査を希望される方は、ご予約時にお申し出ください。基本コースに含まれている場合もございますので、ドック等 料金・項目一覧をご確認ください。

大腸内視鏡検査

大腸を内視鏡で観察します。前日より検査の準備が必要となります。近年増加傾向にある大腸がんは、早期に発見すれば治ります。定期的な検査をお勧めします。

ピロリ菌検査(血液検査:抗体測定法)

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染の有無を検査します。ピロリ菌は、胃・十二指腸潰瘍及び胃がんの原因になるといわれています。検査は血液検査で行いますので、ピロリ菌の除菌治療後の判定には使えません(除菌治療後の判定をご希望の方は、消化器内科にご相談ください)。

胸部・腹部CT検査

X線によるコンピューター断層撮影で各臓器の形態や病変の有無、確定診断を行うのが目的です。胸部CT は、肺がんの検査に有効だといわれています。また、腹部CT では、内臓脂肪測定も行うことができます。

脂肪肝エコー(ATI・SWE)NEW

ATI検査は、肝臓のエコー像を分析することにより、脂肪肝の程度を数値化して評価する超音波検査です。SWE検査は、超音波を用いて肝臓の硬さを測定する検査で、肝臓の線維化の度合いを評価することができます。
脂肪肝エコーご案内資料

頭部MR検査

頭部MRI・MRAにより脳実質や血管の状態を調べます。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の早期発見や、脳梗塞、脳の萎縮など痴呆の原因となる脳疾患が検出できます。

VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)NEW

MRI画像のコンピュータ解析を用い脳の萎縮度を調べることで、認知症の可能性をテストする検査です。頭部MRI・MRA検査の実施が必須です。
VSRADご案内資料

膵臓がん検査(腹部MRI・腫瘍マーカー:CA19-9・Span-1抗原)NEW

膵臓がんを、膵管の狭窄や途絶、膵管の拡張などから、発見するためのMRI検査です。膵臓の前癌病変と言われている、IPMNや、胆管癌のリスクといわれている膵管胆管合流異常症などを診断することができます。

肺がん検査(喀痰細胞診検査)

喀痰の悪性細胞の検出を行います。慢性的にせき、痰が出る方や、喫煙者の方にお勧めします。

前立腺がん検査(血液検査:PSA)

前立腺がんの腫瘍マーカーを測定します。早期の前立腺がんの検出に非常に有効な検査です。男性のみの検査となります。

乳がん検査(マンモグラフィー・乳腺エコー)

乳房X線検査やエコー検査により、乳腺の病変を調べます。乳がんの早期発見に有用な検査です。20~30歳代は乳腺が発達していてマンモグラフィーではしこりを見つけにくく、検査に痛みを伴うことがあるため、乳腺エコーを推奨します。40歳代以降はマンモグラフィーと乳腺エコーを交互に受診、または毎年両方を受けることをお勧めします。

骨密度測定検査(骨塩定量検査)

骨粗鬆症は骨密度が低下した状態で、骨折や腰痛の原因になります。特に女性や、カルシウム不足と思われる方は一度受けられることをお勧めします。

腫瘍マーカー(血液検査:AFP・CEA・CA19-9)

肝臓、胃、大腸、肺、膵臓、胆のう等のがんなどに対する腫瘍マーカーを測定する項目です。

HIV検査(血液検査:HIV抗体)

HIV検査です。エイズ感染の有無を血液検査で調べます。

甲状腺機能検査(血液検査:FT3・FT4・TSH)

甲状腺ホルモンの検査です。甲状腺機能亢進症、低下症の診断をします。急激な体重の変化のある方や、頸部(首の前面)の腫れを指摘された方などにお勧めします。

 

担当医

*内視鏡検査の担当医は、「内視鏡センター」をご覧ください。

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